ストーリー
51歳の佐藤桜子(阿部真美子)は訪問介護サービスで働くワーキングプアの独身女。若い頃に父親が事業で失敗して多額の借金を背負って蒸発。残された幼い妹・梅子(井筒しま)を女手一つで育ててきたため、恋愛や遊びなど、楽しい思い出が一つもないままこの歳になってしまった。それに桜子は容姿がすこぶる悪く、介護会社の女性同僚たちにもバカにされていることから、どうしても他人に対する時に卑屈になってしまうのだった。
そんな桜子だが、訪問先の富豪老人・田村(山下ケイジ)の世話をしているうちに、田村が愛人に産ませた子だというイケメン男子の竜二(恵水流生)と知り合う。ちょっと天然ボケだが、桜子にも優しく接してくれる竜二。桜子は彼に一目ぼれし、介護サービスの同僚でエキセントリックな性格の宮崎絵里(並木塔子)に恋愛指南を受け、色々な美容機器やコスメ・服などを買わされる。やがて、竜二が300万円の借金を背負い、闇金のヤクザたちに脅されていることが発覚すると、桜子は彼を助けるために夜も熟女キャバクラで働くなどしてお金集めに奔走するが……。